婚活に疲れたと感じたら、まず確認してほしいこと
婚活に疲れた、と検索して、このページにたどり着いたのだと思います。
そこまで来るのに、ずいぶん時間がかかったのではないでしょうか。
疲れたと口に出すのは、どこか後ろめたい。
まだ何も結果が出ていないのに、弱音を吐いていいのだろうか。
そんなふうに思って、ずっと黙ってきたのかもしれません。
まず、これだけお伝えしておきます。
あなたが疲れているのは、頑張りが足りなかったからではありません。
むしろ逆だと、私は思っています。
疲れているのは、頑張ってきた人だけです
私は10年間、妻と結婚相談所を営んでいました。
その間に、200人以上の方と向き合ってきました。
疲れた顔で相談に来られるのは、いつも決まって真面目な方でした。
申し込みを欠かさない。
お見合いの前日には、話すことを考えてくる。
断られたら、自分の何がいけなかったのかを振り返る。
そういう方ほど、疲れていました。
適当にやっている人は、疲れません。
疲れというのは、力を出した人にだけ起きることです。
だから、疲れを自分の欠点のように扱わないでほしいのです。
それは、あなたが本気だった証拠なのだと思います。
婚活の疲れに出る、3つのサイン
ただ、疲れには段階があります。
放っておくと、自分でも気づかないうちに深いところまで進んでいきます。
現場でよく見てきたのは、次の3つでした。
1つめは、お見合いの前に気が重くなること。
以前は楽しみだったはずなのに、予定が入ると少し憂うつになる。
2つめは、会った人の顔を思い出せなくなること。
数をこなすうちに、一人ひとりが情報のように感じられてくる。
3つめは、断られたときにホッとしてしまうこと。
これがいちばん深いサインだと、私は思っています。
心が、もう次に進みたくないと言っているからです。
心当たりがあっても、自分を責めないでください。
どれも、疲れた人に自然に起きることです。
私も、同じ疲れ方をしていました
私は1955年、昭和30年の生まれです。
田舎の家で、長男として育ちました。
家を継いで、結婚して、一家を養う。
それが正しい人生だと、いつのまにか信じて大きくなりました。
そのとおりに走って、会社に入り、結婚しました。
自分で選んだつもりでいました。
けれど、最初の結婚はうまくいきませんでした。
別れるとき、妻に言われた言葉があります。
「あなたとの老後の人生が考えられない」
長男の私にとって当たり前だったことが、妻にはまったく別の話だった。
正解を走ることに必死で、隣にいる人の気持ちを見ていなかった。
あのころの私も、疲れていたのだと思います。
ただ、何に疲れているのかが分かっていませんでした。
正解に向かって走る疲れは、走っている最中には正体が見えないものです。
では、何を確認すればいいのか
一つだけです。
その頑張りは、誰のためのものでしょうか。
親を安心させるため。
まわりに何か言われないため。
年齢に間に合わせるため。
そういうものが混ざっていても、悪いことではありません。
私たちは、そういう声の中で育ってきました。
ただ、混ざったままだと疲れが取れません。
自分の願いではないものを、自分の力で運んでいることになるからです。
一度、書き出してみてください。
婚活を頑張る理由を、思いつくまま10個ほど。
そのうち、あなた自身が心から望んでいるものは、いくつあるでしょうか。
数えなくてもいいのです。
眺めるだけで、何か感じるものがあると思います。
立ち止まっても、失われないもの
婚活を休むと、何かを失う気がするかもしれません。
時間。年齢。ここまでかけてきたもの。
でも私が現場で見てきたかぎり、立ち止まった方が遠回りになった、という記憶はあまりありません。
毎週末のようにお見合いを重ねていた、30代後半の方がいました。
ほとほと疲れた、とこぼされた時期がありました。
その少しあとに出会った方と、結婚されました。
疲れ切ったから決まった、という話ではないと思います。
条件で選ぶ力が尽きたときに、別の基準が顔を出したのだろうと、私は見ています。
急がなくていいのです。
正解を探さなくてもいいのです。
疲れたと感じているあなたは、間違っていません。
ただ、少し休んでいい場所まで来た。
それだけのことだと、私は思っています。
婚活の疲れがどこから来るのかを、一冊かけて書きました。
『正解の結婚より、納得できる人生』
