本を置いたあとに、残るもの
『正解の結婚より、納得できる人生』の発売から、一週間が経ちました。
この一週間、私は少し不思議な感覚で過ごしていました。
10年間、結婚相談所の現場で数え切れないほどの女性たちと向き合ってきた日々が、一冊の本という形になり、今、見知らぬ誰かの手のひらの中にある。
そう思うと、なんだか肩の荷がふっと下りたような、温かい気持ちになります。
本の中では、婚活に疲れ果ててしまった女性たちのエピソードをいくつか紹介しました。
その中でも、多くの方が立ち止まってくださったのが、「親の期待」と「自分の幸せ」の間で揺れ動いていた30代の女性のお話でした。
彼女はいつも、「条件の良い人と結婚して、親を安心させなければいけない」と自分に言い聞かせていました。
しかし、面談のたびに彼女の表情は曇っていきました。
それは、彼女の心が「本当に望んでいること」と、頭で考えている「正解」が、少しずつずれてしまっていたからです。
私たちは、つい「誰かから見た正解」を探してしまいます。
世間の声、親の願い、年齢という数字。
それらに縛られて、いつの間にか「自分がどう生きたいか」を見失ってしまうことは、決して珍しいことではありません。
でも、本当に大切なのは、条件表を埋めることではなく、あなた自身がホッとできる場所を見つけることです。
この本を書きながら、私は現場で出会った彼女たちの顔を一人ひとり思い出していました。
泣きそうのなって相談に来た日。
そして、自分の本当の気持ちに気づき、静かに、でも力強く歩き出した日。
彼女たちが教えてくれたのは、「正解の結婚」を手放したとき、人は初めて自分の人生を生きられるようになる、ということでした。
もし今、あなたが婚活の最中で息苦しさを感じているなら。
一度、立ち止まってみてください。
焦らなくても、大丈夫です。
本を読み終えて、本を机に置いたあとに。
あなたの心に、何か少しでも温かいものが残っていたら、それ以上に嬉しいことはありません。
本を読んで、もし「もう少し自分の心と向き合ってみたい」と思われた方は、巻末にあるLINEから、ひと言メッセージを送ってみてくださいね。
すぐにお返事できないこともありますが、いただいた言葉はすべて大切に読ませていただいています。
まだ読んでおられない方は下記の「本の紹介」をご覧ください。

